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丸に剣片喰

成り立ち

カタバミは酢漿草、鳩酸草とも書くが、本書ではに統一する。片喰はタカバミ科の多年草で 庭、路傍などに自生する。茎は地面を這い、葉はハート形をしており3枚つく。春から秋にかけて黄色の小さな花が咲き、繁殖力が旺盛で、噛むと酸味があるの で酢漿草と書かれた。また、昔は鏡の表面を磨くのに用いられ、鏡草とも呼ばれた。この片喰のは、実と花を紋章化した紋を片喰紋と言う。
 片喰が紋章として用いられた理由は、一般的にその旺盛な繁殖力からとの説が多い。しかし、これは後からこじつけたものと思われ、確実な資料が少なく不明であるが、葉の形の優美さから用いられたと思われる。文様の形も優美である。

 

使用氏族上位15

岡田・池田・酒井・河合・伊藤・鈴木・山田・高橋・山本・早川・大塚・太田・田中・森川・佐藤

「丸に剣片喰」の使用氏族

1.小沢氏清和源氏義家流

2.彦坂氏美野国山県郡彦坂より起こる清和源氏浦野氏族

3.永島氏藤原氏秀郷流にて結城朝光の後裔という

4.坂本氏清和源氏支流

5.豊島氏武蔵国豊嶋郡より起こる桓武平氏秩父氏族

6.早川氏相模国発祥の藤原氏支流

7.松岡氏清和源氏支流

8.奥山氏清和源氏支流にて遠江国発祥

9.団氏桓武平氏良文流梶原氏族にて美野国発祥

10.疋田氏藤原氏利仁流斎藤氏族にて越前国敦賀郡匹田より起こる

11.山本氏平氏支流

12.井川氏藤原氏支流にて遠江国より起こる

13.田代氏清和源氏支流

14.青木氏近江国青木に住し称号す、宇多源氏佐々木支流

15.岡田氏清和源氏満政流と義家流あり

16.伊藤氏藤原氏族

17.高橋氏橘氏族

18.小林氏藤原氏利仁流

19.西田氏藤原氏利仁流にて伊賀国より起こる

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